インドネシアが「X」に改名したツイッターをブロック 2000万人以上に影響か

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24日に「X」へと名称を変更したツイッターが、インドネシアのポルノ規制法に基づきブロックされた。その影響は2,000万人以上に及んでいるという。『Daily Beast』『ALJAZEERA』などの海外メディアが報じた。
イーロン・マスク氏がツイッターを「X」にリブランドした影響で、インドネシアの多くのユーザーがサイトにアクセスできない状態に陥っている。
同国の通信情報省は、このブロックはXが使用している「X.com」というドメインが、以前にポルノやギャンブルなどのアダルトコンテンツをホストするために使用されていたからだと説明した。
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イスラム教徒が多いインドネシアでは、ポルノやギャンブルを制限するために厳格な法律が定められているという。
通信情報省のウスマン・カンソン広報局長は25日、インドネシア政府がサイトの性質についての説明を求めて、マスク氏の会社に連絡を取ったと語った。
同氏は「本日初めツイッターの代表者と話したが、彼らはこのドメインがツイッターによって使用されることを伝える書簡を送る予定だ」と述べた。
インドネシアには約2,400万人のツイッターユーザーがいると見られており、このブロックによって多くのユーザーがサイトにアクセスできなくなり、社会的な混乱を招いている。
ファクトチェック団体MAFINDOのアリボウォ・サスミト氏は「X.comというドメインには潜在的に否定的な意味合いがあるため、サイトがブロックされたのではないかと考えている」と語った。
また同氏は「もし文脈がポルノ関連であれば、インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国であるため、宗教的な側面もある」と説明している。
「X」への改名に伴い、これまでツイッターのアイコンとして長く親しまれてきた「青い鳥」との別れを惜しむ声は、世界中で上がっている。
また、マスク氏がこだわる「X.com」のドメインについても、海外では「XXX」がアダルトコンテンツを指す意味合いもあり、今回のような騒動に繋がってしまっている。
周囲の理解や感情が追いつかないほどのスピードで行われた「X」の改名による影響は、今後もさまざまな点に現れそうだ。