アルコールなんと80度 「挑戦的な」泡盛が誕生 流通中で最も度数が高く

カクテルのベースとして使ってみませんか―。石川酒造場(沖縄県西原町、平良昭社長)は14日、アルコール度数80度の新商品「AWAMORI EIGHTY(アワモリ エイティ)」を同酒造場内で販売する。720ミリリットルで希望小売価格は3千円。県酒造組合によると、現在流通している泡盛の中でも最も度数が高い。同酒造所の担当者は「泡盛の世界を広げる挑戦的な商品に仕上がった」とPRしている。
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高アルコールの蒸留酒は素材の香りや成分を最大限に引き出すため、県内のバーなどでコーヒー豆や茶葉などを漬けるベースとしての用途を想定している。
一方、度数が高くなるほど製造できる量は減少し、同量の原料からは通常の泡盛と比べて約4割ほどしか造れないという。同酒造場では年間540本の製造を目標にしている。
平良社長は「泡盛の幅広さを感じられる。この機会にぜひ試してほしい」と話した。(政経部・知念豊)