自然生かす観光施設か 動き出した「沖縄北部テーマパーク」 25年度開業めざし起工式

沖縄県今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部跡地で計画されている「沖縄北部新テーマパーク」の起工式が7日、今帰仁村呉我山で開かれた。同日、ジャパンエンターテイメント(JE・名護市)の加藤健史代表が沖縄タイムスの取材に応じ「沖縄の価値を伝え、経済波及効果、雇用創出効果を発揮して、地域創生につながる事業として結果を出したい」と話した。(政経部・川野百合子、大野亨恭、北部報道部・玉城日向子、粟国雄一郎)
これまでの経緯USJ再建の森岡毅氏 勝ち筋の方程式 沖縄・北部テーマパーク構想<上>消えた計画 | ・・・ 沖縄本島北部のゴルフ場跡に建設が計画されている「沖縄北部新テーマパーク」が2月7日、本格着工した。ユニバーサル・・・・www.okinawatimes.co.jp起死回生策USJ再建の森岡毅氏 勝ち筋の方程式 沖縄・北部テーマパーク構想<下>起死回生策 | ・・・ 沖縄本島北部のゴルフ場跡に建設が計画されている「沖縄北部新テーマパーク」が2月7日、本格着工した。ユニバーサル・・・・www.okinawatimes.co.jp 敷地面積約120ヘクタールのうち、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)とほぼ同水準の大きさに相当する北側約56ヘクタールの本格工事が始まる。
具体的なコンセプトは非公表だが、元ゴルフ場の地形を活用し、亜熱帯地域の自然環境を生かしたテーマパークを建設する予定。2025年度中の開業を目指す。

JEの加藤代表は「沖縄経済の発展に貢献できるよう、気を引き締めて開業に向けしっかり準備していく」と話した。
起工式は関係者のみ招待され、非公開で行われた。
加藤代表をはじめ、JE社の筆頭株主でテーマパーク事業を推進する「刀」の森岡毅代表、玉城デニー知事、今帰仁村の久田浩也村長や名護市の渡具知武豊市長らも参加した。
玉城知事は、自然環境とアクティビティーを融合させるテーマパークのコンセプトを歓迎した上で「完成に向け非常に期待感が膨らんだ」と述べた。今帰仁村の久田村長は「北部での滞在日数の長期化と、北部や県経済の起爆剤になることを期待している。名護東道路の延伸とともに、クルーズ船やヨットの寄港地整備など官民一体でインフラの課題に取り組んでいきたい」と語った。
名護市の渡具知市長は「施設周辺の飲食店などの事業者とも連携し、経済の相乗効果が期待できる仕組みづくりを進める」と話した。
代表に聞く「利益の循環目指す」 雇用創出や人材育成 強調 北部テーマパーク 加藤代表 | 沖縄タ・・・ 「沖縄北部新テーマパーク」の起工式が行われた7日、運営主体のジャパンエンターテイメント(JE)の加藤健史代表が本・・・www.okinawatimes.co.jp