水源から有害性指摘される化学物質検出したのになぜ公表しない「早急に説明と対策を」古田岐阜県知事が各務原市の対応を非難

岐阜県各務原市の水源から有害性が指摘されているPFASという化学物質が目標値を超えて検出されたにもかかわらず市が公表していなかったことについて、岐阜県の古田肇知事は市の姿勢を批判しました。
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各務原市の三井水源地で2020年に行われた水質検査で、PFASのうち毒性が強いとされるPFOSとPFOAの合計が、1リットルあたり99ナノグラム検出されました。健康に悪影響がないとされる暫定目標値は50ナノグラムで、この数値を大幅に超えているにも関わらず市は先月28日まで公表していませんでした。
CBC
これを受けて、岐阜県の古田肇知事は1日開かれた会見で「私どもとしては遺憾に思っている。早急にしっかりとした説明・対策をやっていただく必要がある」などと述べて各務原市の対応を非難し、早急な説明と対策を求めました。
CBC
また先月26日に岐阜県内の全市町村に聞き取り調査を行った結果、13の自治体が暫定目標値に関する検査を実施していていずれも目標値を下回っていたということです。