平和への誓い新たに…長岡空襲から78年 “記憶”を後世へ「語り継ぐ責務ある」【新潟】

1488人の尊い命が失われた長岡空襲から78年。新潟県長岡市では犠牲者の冥福を祈り、平和への誓いを新たにする式典が開かれました。

【長岡市 磯田達伸 市長】
「市街地の約8割が焼け野原となり、住むところも大切な家族や友人を一瞬にして失った、つらくて悲しい日です」

1488人の尊い命が失われた長岡空襲から78年。8月1日、開かれた平和祈念式典では参加者が犠牲者の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにしました。

【新潟大学附属長岡中学校3年 熊倉茉結子さん】
「私たちには、戦争と平和について語り継ぐ責務があると思っています」

空襲を知る人たちの高齢化が進む中でも、若い世代にその経験を伝え続けてきた長岡市の語り部たち。

空襲で母を亡くした谷芳夫さんも学びを深める若い世代に期待感を示しています。

【谷芳夫さん】
「子どもたちが、この学びを、この気持ちを大事にしてくれることを私は願っている」

長岡市では1日夜、空襲が始まった時刻に合わせ、慰霊の花火「白菊」が打ち上げられます。