週間天気 台風6号の影響で沖縄は荒天長引く 進路は東よりに …の画像はこちら >>
大型で非常に強い台風6号の動きは遅くなり、沖縄は荒天が長引く恐れがあります。台風は次第に進路を東よりに変えますが、その後の進路はまだ幅があるような状況です。九州などに直接の影響を与える恐れもあり、台風の動向に注意が必要です。
台風6号 沖縄で影響が長引く恐れ
大型で非常に強い台風6号は2日(水)にかけて沖縄地方にかなり接近するでしょう。沖縄地方は一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込みです。頑丈な建物の中で、窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。台風の影響と大潮の時期が重なるため、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水にも厳重な警戒が必要です。また、台風本体の活発な雨雲がかかり、大雨となる所もあるでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも警戒が必要です。奄美地方も暴風となり、猛烈にしけるでしょう。台風6号は東シナ海で動きが遅くなるため、沖縄や奄美では3日(木)以降も荒天が長引く恐れがあります。
台風の進路予想に大きな幅あり
台風6号は5日(土)以降は東よりに向きを変え、ゆっくりと北東へ進むでしょう。7日(月)以降の台風の進路は、まだはっきりしません。台風は太平洋高気圧の縁に沿って進みますが、今後の太平洋高気圧の張り出しは弱まる傾向ではあるものの、その弱まり方の予想に幅があるからです。海外や日本の予測モデルでは、台風が黄海へ北上するものもあれば、東シナ海に停滞するもの、東よりに進む予想のものもあります。まだ予想に幅があるような状況ですが、日が経つと次第に進路予想の幅も小さくなりますので、最新の台風情報をご確認ください。
強い日差しと猛暑 台風の進路次第で大きく予報が変わる可能性も
九州南部は2日(水)も台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨や落雷、竜巻などの激しい突風の恐れがあります。その後も台風周辺の湿った空気が入りやすく、所々で雨が降るでしょう。うねりを伴った高波にも警戒が必要です。海水浴シーズンですが、海のレジャーはご注意ください。一方、九州北部から東北にかけては7日(月)頃にかけて強い日差しが照り付けて、猛烈な暑さとなる見込みです。福岡市や大阪市、名古屋市、東京都心など連日のように最高気温35℃以上の猛暑日となるでしょう。8日(火)頃は湿った空気が流れ込み、本州付近でも太平洋側を中心に雨が降りそうです。台風の進路次第では、九州など西日本に直接的な影響を与え、大きく予報が変わる可能性があります。今後も最新の予報をチェックしてください。
台風の暴風 家の中で いるべき所は
台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。