草津温泉といえば、日本三大温泉に数えられる名湯です。そんな草津温泉には猫好きの人なら見逃せない旅館『中村屋』があります。
実は『中村屋』には看板猫がいて、日々かわいらしい姿を見せてくれているのです。
本記事では、『中村屋』にいる看板猫の『なかにゃんず』についてご紹介します。
『中村屋』のウェブサイトによると、7匹の看板猫たちは『猫旦那衆』と紹介されており、『なかにゃんず』の愛称で親しまれているとのこと。
また、同ウェブサイトでは『なかにゃんず』のメンバーは、ヤマトくん、サスケくん、コタロウくん、リュウくんの4匹と紹介されています。※残念ながら、最年長だったリュウくんは亡くなってしまったとのことです。
しかし、『中村屋』の佐藤弘嗣さんにお話を伺ったところ、実は2023年7月現在、『中村屋』には7匹の猫がいるそうです!
最初に『中村屋』に住むことになったのは、今は亡きリュウくんで、きっかけは隣の外壁工事だったのこと。
温水が流れるパイプにパネルをはめようとしたところ、暖をとっていたと思われる猫が飛び出してきたのだそうです。
それ以来、『中村屋』に迷い込んだり、引き取ったりして、同ウェブサイトで紹介されている『なかにゃんず』がそろいました。ちなみにみんなオスです。
『中村屋』の入口に勢ぞろいした『なかにゃんず』
さらに、ダイキチくん、兄弟猫のアラレくんとオカキくん、メイちゃんが加わって7匹になりました。
『中村屋』で暮らす計7匹の猫たち。佐藤さんからそれぞれどんな猫たちなのか紹介していただきました!
まずは『なかにゃんず』の中でも一番の甘えん坊である、ヤマトくん。
ビビりのサスケくん。
基本的には我関せずですが、ほかの猫がいない時は甘えん坊になるという、コタロウくん。
無銭飲食、不法侵入、不法滞在の全科三犯の『極悪にゃん』だという、ダイキチくん。
一匹狼で親分気質のアラレくん。
よく布団に潜り込んで甘えてくるという、オカキくん。
唯一のメスであるメイちゃん。甘えん坊でもあるけれど、塩対応なところもかわいいのだそうです。
よく旅館の人とコンビニまで一緒に散歩に行きます。
佐藤さんによれば、一番人懐っこい性格なのはタキシード柄のヤマトくん。『中村屋』を訪れるお客さんに抱っこされて寝てしまうこともあるそうです。
ヤマトくんは、前脚が白い手袋のようになっているのもチャームポイントです。
末っ子のメイちゃんだけがメスですが、これは「オスばかりの中にメスが1匹入ると、いじめられるかもしれない」とメス猫を入れるのを躊躇(ちゅうちょ)していたからだそう。
ただ、現在メイちゃんは6匹のお兄ちゃんと楽しく暮らしているので、心配はいりません。
『中村屋』では7匹の猫がそれぞれ思い思いに暮らしており、お客さんと触れ合って看板猫の役割を果たしています。
『中村屋』では外と中の出入りが自由なので、例えばサスケくんはすぐに外に出ていってしまうとのこと。
また、夏には外に出かける子が増えるそうですが、夜と、ご飯の時間にはきちんと帰ってくる賢い猫たちだといいます。
佐藤さんによると、なかにゃんずを目当てに『中村屋』を訪れる人が多いとのことですが、同宿は貸し切り座敷風呂が5つある本格派の温泉旅館。
料理では囲炉裏御膳が人気です。
肉球スタンプの卵焼きがかわいいですね。
みなさんも『中村屋』を訪ねて『なかにゃんず』に会ってみませんか。きっと7匹のかわいさに癒されますよ!
中村屋
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]