国家公務員の働き方-10年間で20代成長環境、士気、風通しのスコアが悪化

OpenWorkは7月26日、「働き方改革」を推進する立場である国家公務員の働き方に着目した「国家公務員の働き方 10年レポート」を公開した。

まず、官公庁と日本全体の平均スコアを見てみると、日本全体と比べて官公庁業界は「20代成長環境」「社員の士気」「人材の長期育成」「人事評価の適正感」のスコアは低い傾向が見られた。

10年前の2014年と比べると、官公庁業界の「20代成長環境」「社員の士気」「人材の長期育成」「人事評価の適正感」「風通しの良さ」スコアが悪化している事も分かった。

国家公務員の働き方では、「風通しの良さ」や「社員の士気」といった、ソフト面に関する評価スコアは、府省によって差異が生じている。

一方で、1府11省全てにおいて「人材の長期育成」「人事評価の適正感」「待遇面の満足度」といった人事・評価制度といった内容に関すすスコアは3点を下回る結果にもなっている。

ソフト面でスコアが高い府省においては、若手の成長を歓迎するフラットな文化、霞ヶ関以外でも通用しそうなスキル、自省庁以外の交流やつながりといった要素をあげる声が見られる傾向が見られた。