量販店従業員名乗る…同じ日に同じ市内で特殊詐欺の電話相次ぐ 高齢男女の口座から計840万円引き出される

愛知県知多市で量販店の従業員を名乗る特殊詐欺の電話が相次ぎ、高齢の男女2人がキャッシュカードを盗まれ、口座から計800万円以上を引き出されました。

7月26日、知多市の80代男性の自宅に量販店の従業員を名乗る男から「おたくのカードで外国人が時計を買いに来て、警察が逮捕した」「新しいカードに替えた方がいい」などと嘘の電話がありました。

男性は、自宅を訪れた男にキャッシュカード4枚を騙し取られました。

また、同じ26日に知多市の70代女性の自宅にも量販店の従業員を名乗る人物から「旦那の偽造カードが使われた。補償するのでカードを預からせて下さい」などと嘘の電話がありました。

女性は、自宅を訪れた男にキャッシュカード7枚を騙し取られました。

男性は458万円、女性は381万円をそれぞれ引き出されていました。

知多市内ではこの日、同様の詐欺の電話が他にも3件確認されていて、警察は同じグループの犯行とみて捜査を進めていて、カード情報は教えないよう注意を呼びかけています。