湖でボートを発進させた母親が6歳娘に衝突 プロペラで脚が切断され死亡

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前に人がいるかどうか十分に確認せず、ボートを発進させてしまった母親。そのせいで娘がプロペラに巻き込まれ死亡していたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えた。
7月28日、アメリカ・アリゾナ州の湖を訪れた大人6名、子供6名が、ウェイクボード用のボートに乗って楽しいひとときを過ごしていた。
午前11時頃には女の子1名(6)が湖に入り、水遊びを始めた。親は監視していなかったとみられ、女の子がボートを離れて水に入ったことには気づいていなかった。
その直後、女の子の父親はウェイクボードをすることに。そこで女の子の母親がボートを発進し、船体のすぐ前にいた我が子に衝突してしまった。
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女の子の小さな体に衝突した船体は、その上をそのまま通過。その過程で女の子の片脚がプロペラに巻き込まれ、一瞬のうちに切断されてしまった。
「水の中に何かある」「うちの子だ」と気づいた父親と母親たちが通報を試みたが、電波が弱くなかなか電話がかからない。
すると近くでボートに乗っていた人たちが事故に気づき、重傷を負った女の子を引き上げて陸に移動した。女の子はその後ほどなくして救急搬送されたが助からず、病院で死亡が確認された。
現地警察は現在も経緯を詳しく調べているが、今のところ事件性はなく事故だったと考えているという。
ボートに乗っていた人たちは全員がライフジャケットを着用しており、酒や薬物の影響も受けていなかったようだ。また大人6名はボートの使用に慣れており、十分な経験があったと伝えられている。
事故発生の要因について、警察は「同ボートの利用者が多すぎた」「そのせいで誰がいて誰がいないか、把握できていなかった可能性がある」と説明した。
このような形で、我が子を死なせてしまった母親の悲しみは計り知れない。夏に湖や川、海に行こうと考えている人は、十分に注意し子供から目を離さないようにする必要がある。