銚子周遊に便利!観光ウェブサービス「EeeE銚子(イィちょうし)」スタート 銚電、初の電子チケ「Beica」導入 JR千葉支社など6者連携

JR千葉支社などは3日、銚子市内の観光周遊の利便性向上を図るウェブサービス「EeeE銚子(イィちょうし)」を始めた。交通事業者や市観光協会、同市の6者が連携。市内交通機関・観光施設などの電子チケットサービスや、観光モデルコースなどの情報をまとめて提供する。6者のうち、銚子電鉄(銚電)は連動して1日電子乗車券「Beica(ベイカ)」を導入した。
銚子を訪れて「いい調子」になってほしいと名付けられたEeeE銚子は、JR東などが提供する旅のポータルサイト「Tabi-CONNECT」を活用する。実施期間は来年3月末まで。訪問前にスマートフォンなどから入手できる各種電子チケットの購入には無料会員登録が必要。3日に銚子駅で関係者がテープカットで開始を祝い、PRのヘッドマークを掲げた銚電車両の出発を見送った。
銚電はEeeE銚子限定切符として1日乗車券の電子チケット「Beica」(大人600円、小人300円)を始めた。同社初導入となる電子チケの名称は「米菓」と引っかけ、副業で販売するぬれ煎餅もアピール。スマホ画面を示して乗車する。竹本勝紀社長は「(銚電の)100周年にふさわしい新たな取り組み。銚子の観光活性化につながるといい」と期待した。
電子チケットはほかに、銚電と市内路線バス(千葉交通、京成タクシー成田)を乗り降りできる「銚子1日旅人パス」、銚子ポートタワーと地球の丸く見える丘展望館の入場券、加盟店で利用可能な「エキトマチケット」を用意する。サイトで観光モデルコースを紹介し、交通機関の経路検索などにも対応する。