新潟県は2月8日、冬の原子力災害を想定した住民の避難訓練を柏崎市などで行い、住民たちは避難先へ向かう手順などを確認しました。
県がおととし始めた、冬の原子力災害を想定した避難訓練。住民が参加するのは2回目で、今回は新たに夜に災害が発生し、停電も起こったという想定を加えて行われました。
柏崎市荒浜地区のコミュニティセンターには今年度、停電に対応する蓄電池設備とLED照明が設置され、住民たちは安定ヨウ素材に見立てたアメを受け取ったあと、バスで一時集合場所から避難先へ向かう手順を確認しました。
【参加した住民】
「避難計画を策定する中で、こういった訓練も必要。(県などには)想定外ということのないような避難計画をまとめていただければ」
【佐久間豊 副知事】
「降雪時については、どういった想定のもとで訓練をやったらいいのか考えてきたい」
この日は雪が降っておらず、道の雪も少なかったため、訓練への雪の影響は少ないものでしたが、県は「北陸地方整備局による去年12月の渋滞の検証結果を見て、訓練の想定を考えていきたい」としています。