横芝光町のJR横芝駅前に集まってビールや食事を楽しんでもらおうと、町観光まちづくり協会と町商工会が同駅前の観光案内所「ヨリドコロ」で4年ぶりにビアガーデンを開いた。地元住民らが喉を潤し、町名物のソーセージなどさまざまな料理を味わった。次回は今月25日夜に開催予定。
同案内所の1、2階や入口前に60席ほどを設け、地元飲食店が用意した食事が提供された。ソーセージ以外にもビールに合う唐揚げやフライドポテト、米粉で作ったピザなどが次々。町観光まちづくり大使のお笑いコンビ「もぐもぐピーナッツ」考案で、肉を巻いた同町産のネギを加熱してポン酢をかける料理「ネギ☆チン☆ポン」も登場した。
市原市の自宅から同町の実家に訪れた際に立ち寄った主婦の女性(48)は「駅前で食事やビールを味わえる場所があるのはいいこと」と話した。
横芝駅は同町唯一の鉄道駅。かつてのにぎわいは店舗が集中する国道126号線沿いに移っている。このため、両会は駅前を活気づけようと「ビールマルシェ」と銘打ったビアガーデンを夏季の各月の最終金曜日に開いていたが、コロナ禍で過去3年は中止。今回が久々の開催となった。
町商工会の押尾幹会長は「ぜひ食事やビールを楽しんでいただければ」と語った。