宮城県在住の釣りガール「みくみく」こと高橋美来さんによる人気企画の２２回目はスモールマウスバスです。全国的になじみのあるビッグマウスバスよりも小柄ですが、引きの強さが楽しめるターゲットを狙い、福島・磐梯山の麓にある桧原湖に行ってきました。
冬場の桧原湖はワカサギ釣りでも有名ですが、気温が上がると一気にバス釣りの名所に様変わり。全国各地からアングラーが訪れます。私は２年ぶり３度目の参戦となりました。
そして今回は広島から遊びに来た釣り友達にお誘いをいただいて、リールのメンテナンスなどをしている『ｇｏｌｄ ｗｏｒｋｓ』さんのバスボートにお邪魔してきました。
バス釣りはとてもゲーム性が高く、自分のスキルを試すのにはとてもいい釣りだと思いますし、とても難しい釣りだとも思っています。過去の２度はちょっと難しい時期にチャレンジしたのですが、なんとか“ボウズ”は回避しました。今回は６月。この時期は産卵期に入り一番釣れると言われていますが、シーズンで一番強い爆風が吹き、湖面は荒れるという悪条件…。なかなか持ってない女です（笑い）。
さて、午前６時にスタート。狙い方は色々ありますが、ライトキャロライナリグという仕掛けを使って狙っていきました。仕掛けは、３・７グラムの軽めの中通し式シンカーにスイベル、リーダー・ワームの順に構成されています。
誘い方は、キャストし着底したら基本ズル引きです。ズル引きをしてたまにステイ。また、ズル引きし石に当たったら少し竿を立てたり、跳ねさせることでエビや、ベイトフィッシュに似せてバスを誘います。
これを繰り返しているとやはり、石、石、石、ステイ…。魚ではなく根がかりだ…。こんな状況が続いてなかなか魚にたどり着けない。しかも、風で当たりが分からない。それでもめげずに頑張っていると、４０センチ弱のバスが釣れてくれました！ 食べられないのにうれし過ぎました。たまたま釣れた感が満載でしたが、１匹釣れたことで一安心。お昼休憩をすることにしました。
桧原湖のお昼の定番は山塩ラーメンです。裏磐梯で採れる「山塩」が使われていてミネラルが豊富。しょっぱいというより、甘味があるおいしいお塩です。バスは食べられないけど、このラーメンが桧原湖に行く目的の一つかもしれません
高釣果ニヤッ この地域は６月でも冷え込みます。ラーメンで体を温めて午後に挑みました。風裏を探しながら移動し、２匹目がヒット。確かな手応えを感じてしっかり合わせることができました。
その後も、風が一瞬止まったタイミングを見計らって投げ続け、連続ヒット！ タイムリミットまで３０分を切ったところで風がピタリ。すかさず２匹を追加しました。釣果は５匹でバラシ多数となりましたが、みくみく的には大満足な一日となりました。陸へ戻って周りの方に釣果を聞くと結構難しい日だったらしく５匹は高釣果だったようでニヤケが止まりませんでした。
雨雲が多い一日でしたが、たまに見せてくれる太陽が出た時は裏磐梯がハッキリ見えるので、ロケーションがステキ。それをバックに撮った写真はお気に入りです。また遊びに行きたいと思います