サーモスは8月21日、秋冬の新製品を発売する。そのラインナップはなんと22シリーズ116製品。発表会で特に気になった5アイテムを紹介する。
○麺をお弁当にできる「ヌードルコンテナー」
「サーモス ヌードルコンテナー」(9,900円)は、保温・保冷ができる360mlのスープジャー、常温で1人前の麺約200gを持ち運ぶ容器本体、トッピングやおかずを入れる内容器、断熱構造のポーチがセットになっているもの。
開発担当者は「さまざまな食べ方で麺を食べ続けたので、最後のほうは麺を見るのも嫌なくらいになった」というほどに試行錯誤を重ねたのだそう。
「普通の弁当箱に麺を入れ、スープジャーとか水筒にスープを入れたらだめなんですか?」と聞いてみたところ次のように教えてもらえた。
「麺を普通のお弁当箱に入れて持ち運ぶこと自体は可能ですが、麺が入っているお弁当箱にスープを注ぐと溢れてしまう問題もあるし、麺は時間が経つとちょっと固まってしまいます。
そのため、麺とスープは別々に持ち運んだ方がよく、かつ最終的に麺の方にスープをかけた方が、食べやすいんです。『ヌードルコンテナー』は麺とスープを入れてかき混ぜられるくらいの深さがある設計になっているので、安心して麺を楽しむことができますよ。今、提案できるベストの仕様がこれだと思っています」
手軽にメニューに変化をつけたいという人や、日々のお弁当にマンネリを感じている人におすすめしたいアイテムだ。
○持ち運びやすいキャリーループ付きタンブラー
「真空断熱ケータイマグ」と「真空断熱ケータイタンブラー」は、取っ手の付いたキャリーシリーズは2022年の発売以来人気のシリーズ。「オフィスでパソコンと水筒を持ち運ぶのが楽になった」「キャリーループを収納できるから使いやすい」などと好評だそう。オフィス・ジム・外出先など様々な場所・用途で使い勝手が良く、さらに食洗機対応モデルのため手入れもカンタンだ。
「サーモス真空断熱ケータイマグ」(オープン価格/0.4L 3,630円、0.55L 3,850円、0.75L 4,180円 編集部調べ)はそれぞれ4色展開。
指がひっかかりやすいスクエア型のループは折りたたむとコンパクトになる。
「サーモス真空断熱ケータイタンブラー」(オープン価格/320ml 3,630円、420ml 3,850円 編集部調べ)はカフェのタンブラーのようなビジュアルで、色と形状を重視する20代女性からも支持されているのだそう。
○料理を盛り付けやすいフライパン
続いては「デュラブルシリーズ マルチパン」(24cm 7,260円/26cm 7,700円/28cm 8,360円/30cm 8,800円)だ。2019年2月からサーモスはフライパンを発売しているが、現在までの約4年で累計販売出荷本数が700万枚を突破しているほどの人気商品。
既存商品も深さがあるため、煮る・炒める・茹でる・揚げるなどさまざまな調理方法に使いやすいと好評。炒めた時に食材が飛びにくく、揚げ物をした時も飛び跳ねを深さで防いでくれるので、キッチンが汚れにくいことにも定評があった。さらにデュラブルコートによる耐摩耗性があり、焦げつきにくい。
愛用者から「お皿に盛りつける際に重くて傾けるのが難しい」「コンロから移動させる際に持ち運ぶのが重くて大変」といった声があったため、コンロから移動する際の不満を解消した商品を新たに開発。大小2種の注ぎ口があるのでスープは小さいほう、具入りのカレーは大きい方など使い分けることが可能だ。
○まるごと食洗機対応のスープジャー
「真空断熱スープジャー」(0.3L6,050円/0.4L6,600円/0.5L7,150円)だ。
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|[email protected],「真空断熱スープジャー」(0.3L6,050円/0.4L6,600円/0.5L7,150円)|
スープジャーについて「全てのパーツを食洗機で洗いたい」という声があったことから、まるごと食洗機対応のスープジャーが開発された。食洗機に対応するだけではなく、水滴の残りづらさ・乾きやすさも工夫しており、内蓋の部分のパッキンを外すと細かい穴が開いていて水滴が溜まりにくくなっている。
どの新商品も「さすがサーモス」といった工夫がされており、見た目もカワイイ。お弁当箱やマイボトルを探している人はぜひチェックを。
松本果歩 まつもとかほ 恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter: @KA_HO_MA この著者の記事一覧はこちら