油性ペンが服に付いて取れず、泣く泣く捨てたことはありませんか。特に子供がいる家庭では日常的にあることでしょう。
そんな時のために、油性ペンのシミを落とせる方法を知っておくと、慌てずに済むかもしれません。
この記事では、家庭にあるもので油性ペンのシミを落とす方法を紹介します。
用意するものは除光液とタオル2枚です。
筆者の息子が油性ペンで落書きしたTシャツで挑戦してみます。落書きしてから半日経過したものなので、手強そうです…。
まずは、Tシャツの下にタオルを1枚入れ、シミの部分に除光液を垂らします。
タオルは汚れるので、古いものや捨てる予定のもので構いません。
次に、除光液を垂らした部分をもう1枚のタオルでトントン叩きます。
下に入れたタオルに汚れを叩き付けるイメージです。
この工程を繰り返します。今回は30回ほど繰り返しましたが…。
残念ながら、だいぶシミが残っています。
「これ以上繰り返してもシミは取れないな」と感じたので、ここで諦めることにしました。
しかし、このシミは半日経ったもの。「もしすぐに対処できれば落ちるのではないか」と考え、新たに検証を試みることにしました。
先程のシミの左横に、油性ペンで新たな汚れを付け、5分経過した時点で検証スタートです!
トントンと叩く回数も30回程度にしたので、同じ条件下での比較ができます。
それでは、どうなったかを見てみましょう。
先程に比べて明らかにシミが薄くなっていますね!
筆者宅の照明などの影響で服全体の色も薄く見えますが、除光液はシミの部分にしか使用していません。
よく見ると薄っすらと残ってはいるのですが、次の工程に進みましょう。
Tシャツを湯と石鹸で揉み洗いした後、普段通り洗濯機で洗います。
洗い終わったら干して乾かし、結果を見てみましょう。
しっかり乾いたことを確認し、シミの部分を見てみると…。
なんとシミがほぼなくなっていました!
比較してみると、右側が半日経って検証したシミで、左側が5分経って検証したシミです。
検証した結果、すぐに対処すれば除光液できれいにシミが落ちることが分かりました。半日経ったシミでも薄くなります。
できるだけ早く対処することをおすすめしますが、時間が経ってしまった場合でも、試してみる価値はあると思いました。
注意点として、色ものや柄ものは色落ちする可能性があるので、避けたほうがよいかもしれません。
また、革の素材やウール、カシミヤなどは油性ペンの汚れが落ちにくく、除光液でトントンと落とそうとすると、生地を傷める可能性があります。クリーニングに出してシミ抜きしてもらうほうがよいでしょう。
除光液で完璧に落ちるわけではありませんが、気になった人は試してみてくださいね。
[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]