任期満了に伴う富里市長選は6日投開票され、現職で無所属の五十嵐博文氏(63)=1期、自民・公明推薦=が、無所属新人で元県職員の浜野陽吉氏(38)を破り、2期目の当選を果たした。
投票率は29・75%で、選挙戦が行われた2015年(31・77%)を2・02ポイント下回った。当日有権者数は3万9941人(男2万270人、女1万9671人)。
19年の前回選挙は無投票で決着した。今回再選を目指した五十嵐氏は、多数の地元市議や県議の支援を受けて戦い、企業誘致促進や市債を減らした歳入改革の成果を強調し現市政の継続を訴えた。子育て支援や高齢者福祉策の拡充を掲げ、「市民に直結する施策に財源を充てていくのが2期目の責任」と訴え、支持を広げた。
浜野氏は県職員時代の経験をアピールし、行政改革の必要性を訴えたが及ばなかった。