「信号機のない横断歩道で止まらない」が道交法違反だと知らないドライバーの割合は?

ソニー損害保険は8月1日、「全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。調査は6月23日~26日、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(10代・20代、30代、40代、50代、男女各125名)を対象にインターネットで行われた。

交通規則違反に該当する行為を提示し、そのなかで交通規則違反だと知っていたものを聞いたところ、「信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても一時停止しない」(62.0%)が最多に。信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合に一時停止しないことは、歩行者の保護および歩行者の優先について定める道路交通法第38条違反となるが、このことを知っている人は多いよう。

次いで「緊急車両が接近してきても道を譲らない」(56.6%)、「むやみにクラクションを鳴らす」(56.4%)、「6歳未満の幼児を同乗者に抱っこしてもらって運転する」(55.5%)、「スマホのカーナビアプリを操作しながら運転する」「追い越し車線ではない通行帯(左車線)から追い越す」(いずれも54.5%)と続き、いずれも半数を上回った。

他方、「高速道路でガス欠になる」(26.0%)や「信号待ちのタイミングで運転手を交代する」(23.5%)の認知度は3割未満に。また、「エンジンをかけっぱなしで車を離れる」(20.0%)の認知度は2割にとどまった。