ジャパニーズウイスキー「富士」が欧州で販売拡大-新たに13カ国で販売開始

キリンビールは、世界的なワイン・スピリッツメーカーであるペルノ・リカールと販売契約を締結し、今年9月より順次欧州エリアでのジャパニーズウイスキー「富士」の販売を開始する。近年高まっている海外でのジャパニーズウイスキーの人気もあり、高価格帯のプレミアムのジャパニーズウイスキーは、ここ10年の国内外平均成長率が+18%と伸長している。

「富士」ブランドは、富士山の麓にある富士御殿場蒸溜所で、富士の伏流水や自然環境により丁寧なつくり込みが行われており、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」をラインアップ。今年5月に開催された世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2023(ISC:International Spirits Challenge 2023)のジャパニーズウイスキー部門において、3品すべてが「ゴールド」を受賞するなど、海外からも高い評価を得ており、海外のウイスキーユーザーからは「“富士”のブランド名から、ジャパニーズウイスキーの代表との自信が伺える」「スムーズな口当たりが、スコッチなどにはないスタイルで気に入った」といった声があがったという。

今回ペルノ・リカールの販売網で欧州エリアでの販売を拡大することにより、「富士」の海外展開は、新たに欧州の13カ国が加わり大きく拡大する。同社は世界第2位のワイン&スピリッツメーカーで、世界のトップ100スピリッツブランドのうち17のブランドを保有し、160カ国に240以上のプレミアムブランドを販売する商品群を有している。商品群には、アブソルートウオッカ、リカール(パスティス)、バランタイン、シーバスリーガル、ローヤルサルート、ザ・グレンリベット(スコッチウイスキー)、ジェムソン(アイリッシュウイスキー)、マーテル(コニャック)、ハバナクラブ(ラム)、ビーフィーター(ジン)、マリブ(リキュール)、メゾン マム、ペリエ ジュエ(シャンパン)などがある。