新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられてから、初めてのお盆を迎えています。新潟市の水族館は多くの家族連れでにぎわい、新発田市の温泉旅館は県外客などで満室になっています。
11日午前、チケット売り場に長い列ができた新潟市中央区の水族館・マリンピア日本海。
人気のイルカショーは午前9時半に前倒しで行われましたが、それでも800人以上が集まり満席となりました。
イルカが大きなジャンプを披露するたびに観客は歓声をあげていました。
【男の子】
「楽しかった」
【家族連れ・お母さん】
「山形から来た。いろんなところに行けるようになって、子どもにいろんな思い出を作れるようになった」
今年のお盆、マリンピア日本海の来館者は去年よりも約3割増え、新型コロナ禍前の水準に回復する見込みだということです。
【マリンピア日本海 野村卓之 館長】
「(先月生まれた)トドの子どもが順調に育っていて、動きが非常に活発になってきた。特に朝によく泳ぎ回ったりしているので是非ご覧いただければ」
一方、札幌に熊谷、金沢と県外ナンバーの車も多く訪れていたのは、新発田市月岡温泉の温泉旅館「白玉の湯 華鳳」です。
華鳳では今年、お盆の時期の客室が満室となっただけでなく、7月下旬から8月末の予約が2割増え、ほとんどの客室が埋まっているということです。
【宿泊客】
「新潟には6年ぶりに来た。新型コロナもあって本当はもっと早く来たかった。プールに入ったり花火をしたりしたい」
また5類移行に伴い、スタッフのマスク着用を義務としなくなったため、積極的に声をかけて客の要望を把握することができるようになったということです。
【ホテル泉慶 飯田武志 社長】
「(新型コロナも)5類になったので、皆様でたまに集まっていただいて、これまで喋れなかったことを喋っていただいて、是非ともゆっくりしていただきたい」