野村修也氏、「ウェークアップ」で日大アメフト部の薬物事件「空白の12日間」を解説…「共同所持の罪に問われる可能性もある」

日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜・午前8時)は12日、日本大学の林真理子理事長と酒井健夫学長、澤田康広副学長が8日、アメリカンフットボール部の部員が覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)で逮捕されたことについて東京・九段の日大本部で会見したことを報じた。
番組では、今回の問題で、今年6月に警視庁からアメフト部の寮で部員が大麻を使用している可能性があると日大へ連絡があったが寮を調査しても見つからず、先月6日に警視庁から日大へ再び指摘があり、寮を再調査したところ、茶葉のようなものが付着した袋などが見つかったものの、日大が警視庁に報告したのは18日だったことを伝えた。
発見から警視庁への報告まで12日間の空白があったことに会見で沢田副学長は「(大麻なら)学生にきちんと反省をさせて自首をさせたいというふうに考えていましたが、本人のヒアリングも行いましたが、その日にはまだ自首できる状況ではないという判断に至りました」とし「そのためすぐに警察にブツを引き渡すということはいたしませんで」と明かした。さらに会見で林理事長はこの対応が「適切だったと考えております」と述べた。
スタジオで弁護士の野村修也キャスターは、寮で違法薬物と疑われる「ブツ」を発見しながら警視庁への報告まで12日間、かかったことに「違法薬物だと知りながら副学長がもし所持していたとすれば共同所持の罪に問われる可能性もあるんです」と解説した。
続けて「さらに12日間の間に例えば尿検査が妨げられたりとか、隠ぺいにかかわる、例えば証拠隠滅などになるという危険性を考えますとこれ自体、いくら自首を勧めていても犯人蔵匿、隠避の罪に問われる可能性もあるんです」と指摘していた。