なでしこ・池田太監督、常連焼き肉店でじゃんけん負けなし…店員に勝てばお酒がメガサイズ

◆女子W杯 ▽準々決勝 日本1―2スウェーデン(11日、オークランド・イーデン・パーク)
なでしこジャパン・池田太監督(52)が足しげく通う、さいたま市内の焼き肉店「炭銀」の代表取締役社長・鈴木廣実さん(57)は「優勝したいという思いは一つだったはず。勝ち負け関係なく、一生懸命頑張ってるのが伝わってきましたよ」とねぎらいの言葉を送った。
店は午後5時から営業のため、鈴木さんは試合終了後に結果を知った。「必ず、これからの糧になると思います。監督としていろんなプレッシャーもあったはず。お疲れさまでしたと伝えたい」と話した。
池田監督は6年前に初めて来店し、多い時は1か月に2、3回ほど訪れているリピーター。特に家族の誕生日祝いなど、節目のイベントに利用することが多いという。ただ特に名乗ることもなかったため、2021年10月になでしこの監督に就任するまでは店では無名の存在。「2年前に、テレビでなでしこの会見を見ていた時に、池田さんが監督さんだと知ったんです! サッカー関連は詳しくなかったので本当に驚きました」と鈴木さんは笑う。
人柄は「本当に飾らない、芯がある方で周りも楽しませてくれる」。店では、スタッフとのじゃんけんに勝てばレモンサワーなどがメガサイズになる「炭銀じゃんけん」を行っているが、監督は負けなしだという。「やっぱり相手の心理が分かっちゃうのかな? すごいなと思った」(鈴木さん)。
そんな指揮官が必ず3人前ほど注文するのが「ネギ塩上タン」(税込み1490円)。池田氏は「海外遠征ではここの肉は食べられないから早く食べたかった~。ジューシーでおいしい」と絶賛するという。鈴木さんは「元気で日本に帰って来てください。帰国したら、真心を込めたネギ塩上タンをとびきりおいしく食べてもらいたい」と呼びかけた。(坂口 愛澄)