「加藤清正公のかぶとが見えるかも…」名古屋城のお堀の水の「クリーンアップ作戦」 洗車機メーカー3000万円を投じる 活性炭84トン使用

名古屋城の堀の水をきれいにしようと、名古屋の企業が「水質浄化剤」を散布する取り組みが始まりました。
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これは長年水質が悪化している名古屋城の堀の水をきれいにしようと、名古屋市内の洗車機メーカーが3000万円を投じて行う、「クリーンアップ作戦」です。

CBC

汚れを吸着する黒い砂状の活性炭およそ84トンを掘全体に撒いて濁りの原因となる有機物を取り除き、濁った水が少しずつ透明に近づくということです。
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2月初めには掘全体を調査し、現在の水深は1メートルから2メートル、その下のヘドロの層は50センチ以上あることが分かりました。
創業100年以上がたち、名古屋市に恩返しをしたいとの想いからこのプロジェクトを考えたという洗車機メーカーの社長。大きな期待を語りました。(タケウチテクノ 竹内英二社長)「400年間このお堀を掘り起こしたことはないそうで、もしかしたら徳川家のお宝や、加藤清正公のかぶとなどが見えるかもしれません」

名古屋市の河村たかし市長も、名古屋城の木造復元と合わせて期待しています。(名古屋・河村たかし市長)「ニューヨーク、ロンドン、パリ、名古屋と言ってもらえるようにならないかと期待」

作業は2月下旬まで続き、今後定期的に水質調査を行う予定です。