アメリカのカリフォルニア州サンディエゴで、民家のガレージに置いてあった自転車が盗まれる事件がありました。
『サンディエゴ警察』は、犯行の様子をとらえた防犯カメラの映像を公開。
容疑者の行動に大きな反響が上がっています。
1分22秒間の動画は、容疑者と見られる男性がガレージに侵入し、自転車を持ち去ろうとしている場面から始まります。
そこへ1匹のゴールデンレトリバーが登場。家の中にいた犬は、ガレージからの物音を聞いて出てきたようです。
しっぽを振りながら容疑者に犬が近付くと…。実際の映像をご覧ください。
犬が嬉しそうに抱きつくと、容疑者はガレージに引き返して、自転車を置いて犬と遊び始めたのです!
「お前は最高にクールな犬だな」「かわいい子だ」などといいながら、両手で犬をわしゃわしゃとなでる容疑者。
犬がお腹を見せて全力で甘え始めると、犬のお腹をなでなで。どうやら犬の扱いに慣れているようです。
さらに犬に顔をなめられると、容疑者は「俺もお前が大好きだよ」と満面の笑顔。
しかしそこで、自分が窃盗の途中だったことを思い出したのか、容疑者は再び自転車を手に取ってそのまま歩き去りました。
犬は「あれ、行っちゃうの?」というように、去って行く容疑者を見送っています。
投稿によると、盗まれたのはアメリカで人気のブランド『Electra Bycycle』の自転車で1300ドル、日本円では約19万円相当とのこと。
警察は真剣に容疑者に関する情報提供を呼びかけていますが、見た人たちは犬と容疑者のやりとりに笑いがこらえきれなかったようです。
・大笑いした!ゴールデンレトリバーは人懐こすぎるから、番犬には向かないね。
・この犬は天才だ!男が犬をなでている時に、カメラに顔がバッチリ映っているじゃないか。
・この犬は容疑者のことを知っているんじゃないかな?
・男の気が変わって、自転車ではなく、このモフモフの生きものを盗まなくてよかったよ。
窃盗の途中で引き返してきて犬と遊び始めるなんて、この容疑者は相当な犬好きなのではないでしょうか。
犬は容疑者に対して一度も吠えることはありませんでしたが、犬とじゃれている時に男性の顔がカメラにしっかりと映っています。
結果的に、この犬は見事に容疑者を見つける手伝いを果たしたといえるでしょう!
[文・構成/grape編集部]