スーパーの駐輪場で、子供の叫び声 保育士の一言にハッとさせられる

幼い子供は、まだ心身が発達していないため、生きていく上で大人による保護が必要不可欠です。
保護者の代表とされるのが、親という存在。もっとも身近な大人として、子供の命を守る義務があります。
ゆらりゆうら(yurariyuru2)さんは、ある夏の日に経験した出来事を漫画で描き、SNSに投稿しました。
その日、近所のスーパーマーケットの駐輪場を通り過ぎようとした、投稿者さん。すると、子供の叫び声が耳に飛び込んできました。
不審に思い、声の聞こえてきた方向を見ると…そこには、自転車の後部座席に乗せられた4~5歳ほどの男の子がいたといいます。
ベルトでしっかりと固定されているため、男の子は身動きが取れない模様。「ママ」と泣き叫ぶ姿を見て、投稿者さんも心配になり…。
そこに、やっと母親が戻って来て…?
どうやら男の子の母親は、子供が自転車から降りないことを受け、「ほんのちょっとなら大丈夫」と思い、子供を自転車に置いていった模様。
しかし、まだ夏が本格的に始まっていないとはいえ、子供が突然体調を崩す可能性はゼロではありません。また、残念なことに、世の中には子供を犯罪に巻き込もうとする人も存在するのです。
大人にとっては『ほんのちょっと』でも、幼い子供は、親がいつ戻って来るかが分からず、身動きの取れないまま放置される状況には、不安を覚えたはず。
自らも子育ての苦労を経験した投稿者さんは、母親側の事情を汲み取りつつも、保育士による『虐待』という指摘に共感したといいます。
今回のエピソードについて、投稿者さんはこのように想いを明かしました。
「お母さんが戻って来て、無事を確認出来たらそれでいい」と思っていましたが、後で考えると、それではまた「ちょっとだけ」の置き去りを繰り返すかもしれない。必ずしも優しい方ばかりじゃないかもしれない。子供が危険な目に遭ってしまうかもしれない。
絶対に繰り返していただかないために、これは『虐待案件』であると、ちゃんと知っていただくことができたと思います。
そして、やはりあの保育士さんの判断は正しいし、「さすがはプロ!」と思いました。
漫画を読んだ人からは、「母親に悪気がなかったとしても酷すぎる」「子供がいうことを聞いてくれないつらさは分かるけど、放置は絶対にダメ」といった声が寄せられています。
中には、同様のケースに遭遇した経験のある人も。やはり、子供が1人で放置されているのを見ると、心配になってしまう人がほとんどのようです。
事故や事件には、「これくらいなら大丈夫」という油断から起こってしまったケースが多数存在します。我が子をしっかりと守るためにも、保護者として気を付けたいですね。
そして、見知らぬ子供が危険な状況に置かれていた時は、周囲の大人が助けるという意識を持ちたいものです。
[文・構成/grape編集部]