“動物虐待”との声上がる…多度大社「上げ馬神事」に県教委が改善勧告 人も馬もケガしない環境整備等求める

三重県桑名市の多度大社で開かれる「上げ馬神事」が、動物虐待に当たるとの声があがっている問題で、県が改善を求める勧告を行いました。

「上げ馬神事」は、高さ2メートルの土の壁を馬が駆け上がり、壁を乗り越えた回数で1年の吉凶を占います。

2023年5月の神事では、ケガをした馬1頭が殺処分となり、動物虐待に当たるのではと疑問の声も上がっていました。

県の教育委員会は17日、多度大社に対し、馬を威嚇する行為をやめ、人も馬もケガをしない環境を整備するなど、神事の改善を求める勧告を行いました。

東海テレビの取材に多度大社は「動物愛護に関する法律や、人馬、参加者の安全を考えて、より一層の改善を進めていく」とコメントし、8月中にも改善策を県に報告する方針です。