東海 雨や雪はいつまで? 静岡県東部の山地に「大雪警報」 今夜にかけて大雪に警戒

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静岡県東部の山地には「大雪警報」が発表されている地域があります。今夜遅くにかけて雪が降り続き、更に積雪は増える見込みです。大雪や路面の凍結による交通障害に警戒し、電線や樹木への着雪にも注意して下さい。
雨や雪はいつまで?

きょう10日(金)15時15分現在、静岡県東部の御殿場市、裾野市、小山町、富士宮市に「大雪警報」が発表されています。普段から雪に慣れている岐阜県飛騨地方だけでなく、静岡県の山地でも雪が降り、特に、静岡県東部では大雪となっている地域があります。御殿場の市街地でも積雪となっていて、13時の速報で5cmを観測しています。富士山周辺道路では、標高が高くなるほど雪景色に変わるため、道路情報をしっかりと確認するようにしましょう。また、伊豆では、東部ほどではありませんが、標高の高い峠道では雪で降っている所があります。本州南岸を東進する低気圧の影響で、今夜はじめ頃までは全般に雨や雪が降り続き、今夜遅くになると、止む所が多くなりそうです。飛騨地方や静岡県東部など標高の高い所では、雪で降り続き、更に積雪は増える見込みです。伊豆では、少し暖かな空気が入るため、今夜は全般に雨に変わるでしょう。
雪道の運転 注意するポイント

雪道で車を運転する場合は、スノータイヤを装着し、急発進、急停車にならないよう、普段よりもゆっくり慎重に運転して下さい。車間距離は普段の倍以上とりましょう。トンネルの出入り口や橋の上などは路面が凍結しやすいため、特に注意が必要です。通行止めや渋滞の情報をあらかじめ確認してから出かけましょう。また、2輪車(バイクや自転車)は転倒のおそれが非常に高いため、運転を控えるようにして下さい。公共交通機関を利用する場合は、間引き運転や減速運転により、普段より時間がかかり、混雑することが予想されます。運行情報や迂回ルートを確認してから行動しましょう。大雪のピークが過ぎていない時に行動すると、大きなケガにつながったり、帰宅困難になったりします。慎重な行動を心がけるようにして下さい。

土日はまずまずの行楽日和

あす11日(土)は、雨や雪を降らせた低気圧が東の海上へ移動し、本州付近は高気圧に覆われる見込みです。あすは、東海地方では晴れる所が多いでしょう。ただ、静岡県では、局地的な前線の影響で、雲の広がる所がある見込みです。一方、12日(日)は、ゆっくり天気は下り坂となりますが、天気の崩れはないでしょう。晴れ間もありますが、湿った空気の影響で、雲が多くなりそうです。また、静岡県東部や伊豆方面などにお出掛けの予定で、峠道を通られる方は、積雪や路面の凍結による交通障害に警戒が必要です。あす朝の最低気温は、静岡県の御殿場で0℃、富士宮で4℃の予想です。標高の高い所では更に冷え込む見込みです。日中は、きょうよりも土日ともに大幅に気温が上がって、積雪となった地域では雪解けが一気に進むでしょう。
週間天気

週明け13日(月)は、再び低気圧が本州南岸を東進する可能性があり、広く天気が崩れるでしょう。暖かな空気が入るため、岐阜県飛騨地方の標高の高い地域を除いて、雨で降る見込みです。きょう雪で降っている静岡県の地域も、雨で降るでしょう。その後、14日(火)以降は、冬型の気圧配置があらわれやすく、太平洋側の地域では晴天が続く見込みです。ただ、上空1500m付近に強い寒気が入るため、晴れても風が冷たく、厳しい寒さとなるでしょう。また、岐阜県飛騨地方では雪が降りやすく、積雪となりそうです。大雪の心配はありませんが、今後の情報に注意して下さい。寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないよう気をつましょう。