約8割が「睡眠の質」に悩み、睡眠改善の効果を実感した方法1位は?

ナイルが運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、10代~60代の男女2023年559人を対象に、8月2日~7日の期間で、睡眠改善アプリの利用状況に関するアンケート調査を実施した。

10代~60代の男女に「睡眠についてどのような悩みを抱えているか? 」と尋ねたところ、最も多かったのは「疲労感が取れない」で20.2%。続いて「途中で目が覚める」、「深い睡眠ができない」が14.1%、「寝付きが悪い」が14.0%となっており、睡眠の質に関する悩みを抱えている人が全体の8割近くを占めていることが分かった。

回答数が多かった上位4項目を年代別に見てみると、10代では「寝付きが悪い」、20代~40代では「疲労感が取れない」、50代~60代では「途中で目が覚める」が最も多く、年代によって睡眠に対する悩みがやや異なるようだ。

睡眠改善に取り組んだことがある人は559人中420人という結果だった。約8割の人が何らかの方法を試していることから、多くの人にとって、睡眠が個人の健康や生活の質に与えるものとして、その重要性を理解し関心を持っていると言えそうだ。

取り組んだことを聞いてみたところ、最も回答数が多かったのは「入浴やストレッチ、瞑想(191人)」、次いで「寝室の環境を改善した(185人)」、3位「高品質なマットレスや枕などの寝具を購入した(138人)」だった。ヘルスケアや睡眠改善のアプリを使用した人は114人で、4番目に多い結果となった。

アプリで睡眠改善を試した114人にアプリを選んだ理由を聞いてみると、最多は「自分の睡眠パターンを知るため(24.6%)」、続いて「睡眠に役立つBGMを探すため(21.9%)」となった。

睡眠を改善するために試した方法の中で最も効果を実感できた方法は、1位が「アプリの使用」で54.4%だった。2位「医療専門家への相談(48.0%)」、3位「睡眠サプリメントや漢方の使用(42.5%)」でした。試した方法では4位だった「アプリ」は、実際に効果を実感できたと回答した割合は最も高く、「専門家に相談」を上回り、半数以上の結果となった。また、睡眠時にリラックスできる環境を整えることは睡眠の質に直結する要素であることから、多くの人にとって効果が実感できる方法として選ばれているようだ。

睡眠改善アプリでよく使う機能を尋ねたところ、TOP3は「睡眠リズムの計測・フィードバック機能」、「睡眠導入BGM」、続いて「瞑想ガイド」だった。アプリを利用した理由で上位に選ばれていた「自分の睡眠パターンを知るため」、「リラックスして眠りにつくため」といった、睡眠の質を高めることに役立つ機能が使われている。スヌーズやアラーム、二度寝防止など、目覚めをサポートする機能をメインに利用している人もいることから、自分の目的にあわせたアプリを見つけて利用していることが分かる。