別の船の船頭「あの風は無理」鵜飼観覧船が流され3人ケガした事故 急激に風雨強まり操船できなくなったか

岐阜市で19日夜、長良川鵜飼の観覧船が流されて乗客らがケガをした事故で、当時雨と風が急激に強まり操船ができなくなったとみられることがわかりました。

岐阜市の長良川で19日夜9時前、鵜飼の観覧船4隻が流され、うち1隻が浅瀬に乗り上げて、乗客2人と船頭1人が軽いけがをしました。

20日、警察が実況見分を行い、座礁した「篝火丸」の船体の状況などを確認しましたが、別の船の船頭によりますと、事故の直前急激に雨と風が強まったということです。

別の船の船頭・田中利治さん:
「天候が急変した。風も雨も強まって操船できなくなった船頭が。あの風は無理」

また鵜飼の観覧船を運営する岐阜市は20日午後記者会見を開きました。

20日の観覧船の運行は中止となっていますが、全ての船員を対象とした研修を行うなどの安全対策をしたうえで、22日からの再開を目指すとしています。