警察にもらったダイエット炭酸飲料で証拠隠滅? 同居人刺殺事件犯の奇妙な行動

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アメリカでこのほど、35歳の女が高齢者を刺殺した容疑で逮捕された。返り血を浴びたと気づいた女は、ただちに炭酸のダイエット飲料を入手。その理由に世間の注目が集まっている。『WESH-TV』『Fox News/orlando』など地元メディアが報じた。
7月1日、フロリダ州デイトナビーチの民家で火災が発生した。焼け跡から男性の遺体が発見され、住人のマイケル・セラソリさん(79)であることが確認された。
さらに司法解剖により、セラソリさんの体には刃物で刺されたような深い傷が胴部に複数箇所あり、後頭部には鈍器で殴られたことを思わせる外傷が認められた。
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セラソリさんの遺体は寝室にあり、血の付いたナイフが遺体の近くで発見されていた。家主は警察に「借り主はセラソリさんとニコール・マクスという女の2名だった」と説明した。
犯行後にマクスは現場から逃走しており、警察はその身柄をホリーヒルという町で確保。事情聴取に対し、セラソリさんを殺害したことを認めたマクスは、放火および第一級殺人罪で逮捕・告訴された。
警察が呼び止めたとき、マクス容疑者の脚には血液が付着していたことから、「その血液のDNA検査を行う」と告げた。
すると容疑者は「のどが渇いた」と言ってダイエット・マウンテンデューを入手。それを使って脚を洗い流し、返り血を浴びたとみられる頭部にも大量に振りかけたという。
容疑者はこの件について、後に「証拠を隠滅しようと自ら炭酸飲料をかぶった」と供述している。
ノースカロライナ州立大学の研究チームは最近、ダイエット飲料に含まれる人工甘味料のスクラロースについて、「DNAを分解させる」と指摘していた。
容疑者はこれにヒントを得た可能性もあるようだが、回収されたナイフの柄からマクス容疑者のDNAが検出されていた。容疑者の身柄はボルーシャ郡拘置所に収容されたものの、犯行の凶悪性から保釈保証金の設定はなされていないという。