無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典 第2回 「オレも手伝うから」いや、家事も育児も2人の仕事ですけど!?

「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言のこと。夫婦問題研究科の岡野あつこさんが、夫が妻に言いがちな「地雷ワード」と、地雷を踏む可能性を回避する「言い換えワード」を解説した『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)から、一部を編集・抜粋してご紹介します。

⇒【地雷ワード】の一覧はこちら

夫にとっては何気なく言っただけのひと言。しかし気づかいが足りないと、悪気がなくても妻を怒らせたり、傷つけたりすることも……。妻に対して夫が“言いがち”な地雷ワードを学んでいきましょう。
○妻に対することばの選択には細心の注意を

たとえば、共働き夫婦であれば、妻は仕事と家事・育児との両立のために、身も心もすり減らす毎日を送っています。そんな状況を改善するため、夫婦で話し合い、いざ役割分担を決めようとなったときに夫がこんな言葉をかけてしまうことがあります。そもそも、「手伝う」という言葉を選択した時点で、夫側に「家事、育児のメインはあくまで妻」という潜在意識が働いているのを感じ取れます。

本来は夫婦で行うべき子育てに対してどこか他人事のような立ち位置であることをほのめかしてしまったわけです。夫としては特に意識せず「手伝う」と言っていたとしても、その語感に主体性のなさが感じられるため妻のモヤモヤは残ってしまうでしょう。

○【地雷ワード】の言い換えは?

「オレも家事とか育児とか分担するね」

分担とは「分けて受け持つ、負担する」という意味。この言いまわしであれば、夫婦は対等で、自分も参加したいという意欲を伝えることができます。

本連載は、夫婦問題研究家の岡野あつこさん監修による 『無自覚な夫のための地雷ワード事典』より、一部を抜粋してご紹介しています。

⇒ほかの【地雷ワード】もチェック!

○『無自覚な夫のための地雷ワード事典』(日本文芸社)
監修:岡野あつこ

「で、結論は?」「それでいいや」……そんな夫の何気な~い一言が、妻の地雷を踏んでいるかも! 本書では、妻をイラっとさせるそんな「地雷ワード」をイラストを交えながら80ワード以上を紹介し、回避の「言い換えワード」とともに解説しています。地雷ワードを知り、その言葉の中に含まれるニュアンスと、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確になれば、夫婦関係もきっとうまくいく。 Amazonと 楽天ブックスで好評発売中です。
日本文芸社 公式サイトhttps://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b626890.html