【107年ぶりの夏制覇】甲子園で慶応が優勝! 「最高の試合だった」「おめでとう!」

優勝の座をかけて、全国の高校球児が競い合う、全国高校野球選手権大会(以下、甲子園)。
105回目の開催となった2023年の大会では、宮城県の仙台育英学園高等学校と(以下、仙台育英)と、神奈川県の慶應義塾高等学校(以下、慶応)が決勝戦に進出しました。
昨年の甲子園で初の優勝を遂げ、同時に『東北勢初V』の快挙を果たした仙台育英。そして、今回が103年ぶりの決勝進出となる慶応。
数ある強豪校を制し、決勝戦まで進んだ2校の対決に、全国の人が注目しました。
小雨が降りそうな曇り空の下、決勝戦は予定通り14時に開始。
1回では丸田湊斗選手が本塁打を放つなど、慶応が2点先取し、続いて2回でも1点を獲得します。そんな慶応の攻めに、仙台育英も対抗。2回と3回で1点ずつ獲得しました。
しかし、5回で慶応が2アウトから一気に5点を獲得する猛攻を見せ、2対8に。大きな点差がつくも、仙台育英は6回で慶応の満塁をスリーアウトで封じるなど、堅い守りを見せます。
その後も激しい攻防が繰り広げられ、2対8のまま試合が終了。105回目の開催となる甲子園で、慶応が優勝をつかみました。
本塁打を放った、慶応の丸田湊斗選手
仙台育英ナイン(※写真は準決勝のもの)
激戦区とされる神奈川県の代表となり、107年ぶりの夏制覇を目指し、邁進してきた慶応。
試合が終了すると、選手全員が真剣な表情から笑顔に変わり、興奮した様子でグラウンドに駆け出しました。
ネットでは、テレビ中継で試合を見守っていた人から、両チームの熱い試合を褒め称える声が続出。
「仙台育英も慶応も、本当にかっこよかった!」「勝敗が決まった瞬間は涙が出た。素晴らしい試合をありがとう!」といったコメントが多数上がっています。
多くの人に感動を届けてくれた、仙台育英と慶応の選手たち。また、決勝進出とならなかった全国の高校球児たちも、自分の持つ力をすべて絞り出し、2023年の夏を駆け抜けたはずです。
夢をつかむために汗と涙を流した選手たちの姿は、たくさんの人の心を揺さぶってくれました!
[文・構成/grape編集部]