宿泊客18人が食中毒の症状を訴える 検査により黄色ブドウ球菌を検出 リゾートホテルを営業禁止処分に 4歳から61歳の男女は全員回復 三重・津市

8月13日から14日にかけて三重県津市の宿泊施設で食事をした客18人が、下痢や嘔吐など食中毒の症状を訴えました。県の保健所は23日付けでこの店に対して当面の間、営業禁止とする行政処分を行いました。
食中毒が発生したのは津市美杉町の宿泊施設「美杉リゾートホテルANNEX」です。三重県によりますと8月13日から14日に、この宿泊施設に宿泊し食事をした客の63人のうち、4歳から61歳の男女18人が下痢や嘔吐などの症状を訴えました。いずれも命に別状はなく、症状は快方に向かっているということです。
8月14日に愛知県や香川県に住む利用客から三重県の保健所に食中毒の症状を訴える連絡があり、保健所が症状が出た客や調理スタッフの便から黄色ブドウ球菌が検出されたことなどから、この店で食中毒が発生したと断定しました。
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三重県は23日付けで、この店に対して再発防止措置が講じられるまでの当面の間、営業禁止とする行政処分を行いました。客が口にしたのはウインナーやロールキャベツなどですが、食中毒の原因となった食品は分かっていないということです。