頭上に出現する『あの虫の大群』から逃げるには? 正解に「間違ってた」「そんな習性が…」

夏の夕暮れ時によく現れる蚊柱(かばしら)。虫がまるで柱のように集まっており、気付かずに突っ切ってしまうと服や髪に付いたり、口に入ったりして大変なことになりますよね。
さらに蚊柱は追いかけてくることが厄介です。では、蚊柱から逃げ切るにはどうすればいいのでしょうか。
日用品メーカーのフマキラー株式会社(以下、フマキラー)協力のもと、紹介したいと思います。
蚊柱は、小さな虫が柱のように集まる現象です。集合しているのはユスリカという虫で、実はハエの仲間。
そのため人の血を吸うことはありません。特に活動が活発になる初夏になると、繁殖のためにオスが集団になり、羽音を立ててメスにアピールをします。これが蚊柱です。
※写真はイメージ
蚊柱はオスがメスにアピールするために作られるものです。そのため、より目立つよう高い場所に蚊柱を作る習性があります。
人の頭上は周りのものよりも高い位置にあるため、ユスリカは近くを通りがかった人の頭を追いかけてくるといわれています。
ユスリカの蚊柱は、手で追い払っても、小走りで逃げてもしつこく追いかけてくるかもしれません。
その場合、どうすれば逃げ切ることができるのでしょうか。
フマキラーのウェブサイト『For your LIFE』では、頭上にユスリカが集まってしまった時の対処として以下のように紹介しています。
ユスリカは繁殖行動の1つとして蚊柱を作りますが、集団で目立つように飛ぶことでメスに存在をアピールしているので、周辺でより高いものがあると移動してその上で飛ぶ習性があります。
そのため、自分の頭の上にユスリカが集まってしまった場合は、自分の頭の高さに近いものや、さらに高いものを見つけたらその目標物に近付くことで、ユスリカが次の目標物に移動することがあります。
この時に自分は、しゃがむなど低い状態になりつつ移動するとついて来にくくなります。
高い場所を求めて追いかけてくるのであれば、自分の頭よりも高いものにターゲットを変えさせるということですね。
道路標識など、自分より高いものがあれば、近くに寄ってみるとユスリカから逃げ切れる可能性が高まるかもしれません。
運悪く標的になってしまった時は、高いものの近くに行って、蚊柱から逃げるようにしましょう。
また、そもそも蚊柱の近くに行かないことも重要です。気付かずに蚊柱を突っ切るようなことがないよう、歩きスマホを避け、注意しながら歩くことも大切ですね。
蚊柱についてより詳しく知りたい人は、フマキラーのウェブサイトを参考にしてください。
For Your Life
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]