中古車を仕入れできないにもかかわらず、販売するとウソをつき客から金をだまし取った罪に問われた男の裁判で、岐阜地裁は24日、懲役4年6カ月の判決を言い渡しました。
岐阜市で中古車販売店を経営していた川島浩平被告(46)は2020年、仕入れができないのに「車を売る」とウソをつき、13人の客から合わせて現金2690万円をだまし取った罪に問われ、起訴内容を否認していました。
これまでの裁判で、検察側は「客を言葉巧みに誘導し信用をさせて及んだ犯行は、巧妙かつ卑劣」などとして懲役7年を求刑、弁護側は無罪を主張していました。
岐阜地裁は24日、「良心的な業者を装い客を信用させた行為は悪質。被害も高額で、刑事責任は重い」などと懲役4年6カ月の判決を言い渡しました。