(桜沢信司気象予報士)南の海上が騒がしくなっています。ひまわりの雲画像を見てみると、渦を巻いた雲がいくつもあります。まずは台風9号、そして台風10号が25日に発生しました。
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この10号が早く日本列島に影響を与えそうですので、まず10号の進路からみています。この後、比較的はやい速度で北上する見通し。27日から28日にかけて関東の東から北日本の東側を抜けていく見通しです。北日本の太平洋側では、風が強まり、波が高くなりそうですので注意が必要です。
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そしてもう一つ、台風9号は複雑な動きをしそうです。一旦南の方に下がりそうです。27日から28日にかけては東の方へ、そしてさらに北上する見通しです。
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なぜこのような動きを取るのか、鍵を握るのが夏の太平洋高気圧です。太平洋高気圧は現在、このようにして分かれている状況ですが、高気圧が一旦退きます。
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そして、台風10号は高気圧のヘリを回るようにして北上し、今度は台風9号が北上してくる見通し。そしてこの夏の太平洋高気圧に押し出されるようにして、中国大陸方面に進む可能性があります。
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ただ、もう1つ新たに台風が発生する可能性があります。この台風が高気圧の周りを回るようにして、9月1日以降に日本列島に近づく恐れがあります。まだ、この予想は変わりやすくて一つの計算結果だと思ってください。西に行くかもしれない東に行くかもしれない。また発生するかどうかも非常に難しいところですが、今のところ計算の一つとしてこのような状況が現れているということで、最新の情報に注意してください。
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