食べ物や食事で気にすること、「原産地」と答えた割合は?

アウトドア総合情報サイト「TAKIBI」の運営をおこなうフォーイットは8月24日、食べ物や食事で気をつけていることに関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2023年07月27日~8月4日の期間、全国の10代~50代までの男女500人を対象にインターネットで実施したもの。

食べ物を買う時や食事をする際、何を気にするか尋ねたところ、最も多かった回答は「価格」で48.2%を占めた。次いで、「カロリー」が38.6%、「原産地」が29.2%と続いた。

最も少なかった回答は「誰と食べるか」(8.2%)で、12.6%の人は「特に気をつけていることはない」と答えた。

男女別で見ると、最も差が大きかったのは「食べ切れる量かどうか」で男性が20.8%、女性が31.6%で、その差は10.8%となった。また、「原産地」や「安全性」、「添加物」などの項目も女性の回答が上回る結果に。

文化庁地域文化創生本部事務局が発表している「平成30年度 生活文化調査研究事業報告書」によると、「ほぼ毎日自分で料理をする」と回答した男性が15.5%、女性が70.6%と、54.1%の差がついたことが明らかに。日常的に料理をする女性が多いことから、食材の段階で配慮ができる項目の回答率が高くなったことがうかがえるという。

年代別で見ると、食材や食事において何かしら気にすると回答した人は、年代が上がるごとに増加傾向にあり、年齢を重ねるとともに、自身や家族の健康に気を使う機会が増えることがわかった。

ほとんどの項目で40代、50代の回答率が高くなったものの、「誰と食べるか」に関しては20代の回答が最も多く、13.0%となった。

子どもの有無で見ると、最も差が大きかったのは「カロリー」で、「子どもあり」が46.4%、「子どもなし」が35.6%と10.8%の差があった。

それ以外にも「原産地」「塩分」「添加物」などの項目で子どもありの回答率が高くなっており、子どもがいると産地や健康といった面でより食べ物・食事に配慮する人が多いことがわかった。

また、「特に気をつけていることはない」と回答した人は子どもなしが約9%ほど多く、子どもの有無が食べ物や食事への意識に影響を与えていることがうかがえるとのこと。