元「モーニング娘。」の後藤真希の弟で、アイドルグループ「EE JUMP」元メンバーの後藤祐樹氏が任期満了に伴い行われた千葉・八街(やちまた)市議選で1415票を獲得し初当選してから一夜あけた28日、八街市内で記者会見した。
後藤氏は「新人候補として右も左も分からない中で臨んだ選挙。何をしたらいいか分からずに選挙カーに乗って自分の声を市民に届けていく一週間だった」と振り返り、「今回は当選したけど当選がゴールでは無い。これから4年間の中で沢山の方に支持していただいた恩があるので恩返しをする意味でも僕自身が掲げた目標を一つ一つ達成し、恩返しをしていきたい」と意欲を語った。
姉の真希から告示前に「せっかく応援してくれる人がいるんだから、ブレずに頑張んな」と激励を受け挑んだ選挙。選挙期間は真希とのやりとりなどは無く、当選後に祝福の連絡なども来ていないという。当選後、後藤氏が「今回俺が八街市議会議員選挙に挑戦して無事に当選できました。俺がやっている活動の中で家族皆に迷惑がかかったりするかも知れないけど頑張っていくので応援お願いします」と家族ラインに送ったが「姉は多分見ていないと思います」と笑った。
また真希と共にお世話になった、6月にがんのため亡くなったダンスプロデューサーで振付師の夏まゆみさんについて「自分自身が何事にも諦めずに挑戦できるマインドを作っていただいた。ありがとうございますと伝えたい」と話した。
今後については「交通整備に取り組みたい。八街市は数年前に飲酒運転で小学生の女の子が亡くなった悲惨な事故があった。スクールゾーンの横断歩道の設置やガードレールの設置など1日でも早く取り組みたい」と宣言。また「自分自身が八街市を変えるためにどこまでこの市議という立場でできるか分からない。自分自身の立場で厳しくなった場合は新たな挑戦をするかもしれない」と今後市長選などに出馬する可能性があることも示唆した。