懲役30年の判決確定へ…42歳男 サバイバルナイフで男性2人を複数回刺し殺害 弁護側の上告棄却

2019年に名古屋市北区の路上で男性2人を殺害した罪などに問われた男について、最高裁は24日、弁護側の上告を棄却する決定をしました。懲役30年の判決が確定することになります。

佐藤俊彦被告(42)は2019年6月、名古屋市北区の路上で近所に住む会社員の小笠原智之さん(当時44)と同僚の赤松英司さん(当時41)をサバイバルナイフで複数回刺して殺害した罪などに問われていました。

佐藤被告は「犯行当時、統合失調症などで心身耗弱にあった」として無罪や刑を軽くするよう求めていましたが、一審、二審ともに懲役30年の判決を言い渡し、弁護側が上告していました。

最高裁は24日付で上告を退ける決定をし、これにより佐藤被告の懲役30年の判決が確定することになります。