建設費30億円の小学校校舎が完成 人手や資材不足で4月開校に間に合わず…夏休み明け 待ちに待った登校開始 岐阜・中津川市

ことし4月に開校した岐阜県中津川市の福岡小学校では28日、7月に完成した新校舎に、夏休みが明けて初めて児童が登校しました。
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「おはようございます」岐阜県中津川市の福岡小学校。児童が元気に登校しました。中津川市立の小中学校はきょうが夏休み明けの初日です。児童が足を踏み入れたこの新築の校舎…実は。
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(中津川市立福岡小学校 小木曽靖濃校長ことし4月)「本来の予定では、新校舎になる予定だったが、工事が遅れている」ことし4月、児童の減少などに伴い、中津川市内の3校が統合されて開校した福岡小学校。しかし新校舎の建設について、新型コロナの感染拡大による人手不足やウクライナ侵攻による資材不足が影響し、この4月には間に合いませんでした。そのため旧福岡小学校の校舎を仮校舎としてここまで使っていたのです。
そして8月28日。(福岡小学校児童)「ピカピカ掃除を今まで以上に頑張って、校舎を未来まで大事に使っていきたいです。新しい学校生活を楽しんでいきましょう」
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新校舎は7月7日に完成、夏休みが明けて初日の28日は、児童およそ280人がはじめて登校しました。(児童)「朝起きた時はらすごくワクワクした」「自然の木がたくさん使われているのが好き」
(福岡小学校 小木曽靖濃校長)「子どもたちは、まず(4月に)他の学校の新しい友達と出会い、2つめの楽しみとして、新しい校舎との出会いがあり、段階を踏めてよかった。準備も時間をかけて、地域の人に助けられながら、ゆっくり整えることができた」
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新校舎は岐阜県の木材が数多く使用された、一部鉄骨の2階建て。費用およそ30億円をかけて建設されました。ことし春には児童たちが本来の校舎に通えないことで心身への影響も配慮すべきだと、スクールカウンセラーの配置を増やすなどして対応してきた福岡小学校。児童たちは、クラスメイトとの久しぶりの再会を喜び、ピカピカの校舎に笑顔いっぱい。ここから新たな歴史が刻まれていきます。