消臭剤と芳香剤 におい対策にはどっちが向いてる? 正解に「そっちか」「意識します」

トイレやキッチン、玄関、浴室など、自宅のなかで嫌なにおいが気になることがあります。そんな時に使われるのが消臭剤や芳香剤といったアイテム。
用途が似ている消臭剤と芳香剤ですが、実際にはそれぞれの効果は異なります。嫌なにおいに対処するためにはどちらが適しているのでしょうか。
「空気を変えよう」をスローガンに、消臭剤などを製造・販売するメーカーである「エステー」の公式サイトを元に、消臭剤と芳香剤の違いや適した使い方をみていきましょう。
近年は在宅ワークをしている人も多く、自宅で過ごす時間が増える傾向にあります。また、夏休みなど、お子さんの長期休暇の期間も家族が自宅で過ごす時間が長くなりがちです。
自宅にいる時間が長くなるとそれだけ部屋も汚れやすくなり、においが発生するもとに。また夏場は気温が高いことから、よりにおいが発生しやすくなるとのこと。
しっかり対策していないと、自宅で快適に過ごせなくなってしまうかもしれません。
家のにおい対策に役立つ消臭剤と芳香剤。とても手軽なにおい対策で便利な物ですが、それぞれに種類も多く、また「消臭芳香剤」なる物もあり、どれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
自宅の状況や自分の好みに合わせるには消臭剤がいいのか、それともいい香りも楽しめる芳香剤が向いているのか、どうにも決めかねる人向けに、それぞれの上手な使い方や選び方をご紹介します。
無香タイプの物が多く、嫌なにおいを解消できるがいい香りを漂わせることはできません。強い香りが苦手な人、嫌なにおいが消えればそれでいいという人には消臭剤がおすすめです。
香りを楽しみたい人向けのアイテムです。基本的に嫌なにおいを消す機能はないので、その点は注意が必要です。
消臭剤と芳香剤、双方の機能を併せ持つアイテムです。においの分子はそれぞれ大きさが違うため、その大きさの差を利用して嫌なにおいだけを取り除き、いい香りは部屋に広がるようつくられています。
「空気ビジネス」を掲げるエステーによると、その正しい使い方も、やはり両者で違いがあるのだそう。
消臭剤や消臭芳香剤など、消臭効果のあるものは悪臭をキャッチできるよう、なるべく風通しのよいところに置くのがベスト。
対して芳香剤は、香りが広がりやすいようにするのがポイント。香りは上から下に降りていく性質があるため、できるだけ高い場所に置くといいのだそうです。
また、消臭芳香剤にも「お部屋用」や「トイレ用」と書かれているものがありますが、そういったものは置き場所に合わせた香りの強さや広がり方に調整されているため、それぞれ用途にあったものを使うとより効果的です。
市販の消臭剤や消臭芳香剤も便利ですが、置き場所がない、ということもあるでしょう。
そんな時には、家にあるものでできる、簡単消臭剤がおすすめです。
お茶パックに重曹を入れて閉じたら、そのまま靴箱や靴の中に入れてしまいましょう。これだけで、消臭効果が期待できます。
また、乾燥させたコーヒーかすや緑茶の出がらしなども、同様に使うことができます。
これらは表面に無数の孔が開いているため、ちょうど脱臭効果があることで有名な活性炭のような働きをしてくれます。小さく使えて、なおかつエコなので、ぜひ試してみてください。
消臭剤も芳香剤も、それぞれ適切な使い方を覚えて最大限の効果を得られるようにしましょう!
[文・構成/grape編集部]