日本酒造りで出た酒粕をブレンド…高校生がメーカーと開発したビールが完成 三重県の食に関わる人材育成で

三重県伊勢市の明野高校が、地元のクラフトビールメーカーと共同開発したオリジナルビールが完成し、知事にPRしました。

県立明野高校生産科学科の生徒ら8人が31日に県庁を訪れ、地元メーカー「ISEKADO」と開発したビールの完成を一見勝之知事に報告しました。

食に関わる人材育成を進める県の事業をきっかけにこのビールづくりが始まり、明野高校の生徒が取り組む日本酒造りの過程で出た酒粕をブレンドし、まろやかな味わいに仕上がったということです。

ビールづくりの工程で出るモルト粕は、高校で飼育する豚のエサに使われ、さらに豚の糞が酒米の肥料として再利用されることから、循環型農業のモデルとしても注目されます。

ビールは9月8日から販売されます。