「初めて見てビックリした」 のけぞる鹿とカラスの関係に「奈良県民も驚き!」

「今日初めて見てびっくりした」
しかC(@igufoto)さんが、そんなコメントとともに1本の動画をSNSで公開しました。
映っているのは、1頭のシカと1羽のカラス。
シカに接近したカラスが、角から垂れ下がる何かを引っ張っています!
カラス、鹿の角の皮を食べているところを今日初めて見てびっくりした。角の皮をめくるのは過去にも見た事があったけど、あくまで「遊び」としてやってるもんだと思ってたら、普通に食べてた pic.twitter.com/quB2jtpCdu
一見すると、カラスがシカに意地悪をしているように見えるかもしれません。
しかし、シカはカラスに怒るどころか「もっとお願いします」といわんばかりに、角を差し出しているではありませんか!
角から垂れ下がるひも状の皮は、成長途中の柔らかな角を包んで守っていた『袋角(ふくろづの)』の名残。
角が成長し、破けて不要になった皮をカラスに取り除いてもらっていたのです。
しかCさんは、「最後のひと剥きをカラスが手伝って、そのまま食べちゃうのは面白いな。皮が固くてパリパリしていて、食感的にもおいしいのかな」と推測しています。
ただ手伝うのではなく、スナック感覚で楽しんでいそうなカラスの様子に、驚く声が相次ぎました。
・貴重な動画ですね。奈良県民も驚き!
・「ここ頼むわ」ってシカの声が聞こえてきそう。
・美容院で洗髪してもらっている時の俺みたい。
・角を木にこすりつけて皮を取るシーンは見たことがあるけど、カラスに任せる姿は初めて!
・角の皮が剥けるシーズンは、むずがゆいらしいからお互いに利益がある関係なんだろうな。
シカの毛をむしって巣材にしたり、体についた虫を食べたり、角の皮をめくって食したりと、利用し尽くしているカラス。
そんなカラスに、シカは日々感謝しているのかもしれません。
シカとカラスの関係について理解が深まりますね。
[文・構成/grape編集部]