夜空と海彩る3000発 2万5000人が歓声 延期の館山湾花火大会

南房の夏を彩る一大イベント「館山湾花火大会」が29日夜、館山市の館山湾などを舞台に開かれた。水中花火やスターマインなど約3000発の大輪が夜空と海を鮮やかに染め上げ、約2万5000人の観客を魅了した。
同大会は安房地域最大規模の花火大会で、新型コロナ禍前は約1万発を打ち上げていた。昨年、3年ぶりに規模を縮小して実施。今年は当初8日に開催を予定していたが、台風6号の影響で延期していた。
午後7時半から打ち上げがスタート。打ち上げ中盤と終盤に名物の直径約250メートルの扇状に開く水中花火が海面から打ち上げられると「わあー」「すごい」と歓声が上がった。海岸沿いには多くの屋台が出店し、大会終了後も大勢の家族連れやカップルでにぎわった。