昼食も夕食もカレーの妙手…王座戦第1局 永瀬王座が今年度先手番で無敗の藤井七冠下す「先勝でき良かった」

8月31日に行われた王座戦第1局で、八冠独占を狙う藤井聡太七冠は、同じく大記録「名誉王座」を狙う永瀬拓矢王座に敗れました。

2023年度は先手番で12連勝中の藤井聡太七冠。中盤までややリードして夕食休憩を迎えますが、永瀬拓矢王座がここで驚きの行動に出ます。

本来、軽食扱いである午後5時からの夕食休憩で、おにぎり2個の藤井七冠に対し、永瀬王座はカレーを注文しました。実は、昼食にも同じものを頼んでいて、夕食もカレーという“妙手”を放ったのです。

対局は夕食休憩後、永瀬王座が逆転し、150手の大熱戦を制しました。

永瀬王座:
「本局は後手番でしたので、どうついていくかという将棋になったかと思うのですけど。まずは先勝することができてよかったと思います」

今年度先手番・初黒星となった藤井七冠は…。

藤井七冠:
「早くも厳しい状況になってしまったかなとは思っていますけど。できる限り良い状態で対局に臨んで、熱戦にできるように頑張りたいと思います」

第2局は9月12日、神戸市で指されます。

※画像は日本将棋連盟提供