ネクストレベルは8月31日、「蛙化現象」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月16日~7月3日、Z世代(18~25歳)およびミレニアル世代(26~41歳)の男女347名(男性153名・女性194名)を対象にインターネットで行われた。
○「蛙化現象」ってどんな意味?
「蛙化現象」とは、本来は、「好きな相手から好意を示された途端に嫌悪感を抱いてしまう」という意味の言葉であったが、最近では、「好きな人のささいな行動で気持ちが冷めてしまうこと」も指す、2種類の意味を持つ言葉。
○「蛙化」感じる相手の行動1位は「店員への横柄な態度」
まず、「蛙化現象」に関する認知度を調査したところ、Z世代の91.1%、ミレニアル世代の77.2%が「知っている」と回答。蛙化を感じてしまう相手の行動について聞くと、男女とも「店員への横柄な態度」が1位に。そのほか、「食べ方が汚い」「ポイ捨てなどマナーが悪い」「性格が悪い(わがまま)」といった行動が男女ともに2位~4位以内にランクイン。
5位以降では男性と女性とで蛙化する行動に違いが見られ、男性の5位は「相手がおなら・ゲップをした」(23.0%)、6位は「ムダ毛を処理してない」( 16.4%)と、女性に求めていたイメージとのギャップによって蛙化を感じる男性もいるよう。一方、女性の5位は「ナルシスト」(18.0%)、6位は「お金に対してケチ」(17.5%)となった。
また、ランキング外の蛙化現象の中には、かなり理不尽とも言えるエピソードも。いくつか紹介しよう。
外食で注文をする時にメニュー表を指す指が小指だった。
靴下の親指が薄くなっていて爪が見えていたとき。
子犬と戯れていた時に無理して高い声で赤ちゃん言葉を使っていた時
笑う時にガハハと大口を開けて手を叩いていて、おばさんに見えたとき。
いびきをかいて寝ている姿を見たとき。
○「蛙化」経験者の恋愛事情
次に、今回、アンケートで蛙化をした経験があると回答した男女に、どのような恋愛をすることが多いのかを聴取した。その結果、1位「学校・職場・サークルなど、いつも一緒にいる異性を好きになる」(39.7%)、2位「内面を重視することが多い」(38.0%)が上位に。そのほか、慎重派の恋愛は、3位「恋愛は長く続くほう(1年以上)」(28.9%)、7位「いつも同じタイプばかり好きになる」(21.5%)など。
一方、直感で恋愛をするタイプと言えるのは、3位「一目惚れが多い」(28.9%)、5位「ギャップ萌えするタイプ」(27.3%)、6位「外見を重視することが多い」(24.8%)、8位「恋愛はあまり長続きしない(1年未満)」(20.7%)、9位「いつも違うタイプを好きになる」(19.8%)で、上位は「恋愛に慎重なタイプ(慎重派)」が多い結果となった。
○蛙化「仕方がない」が最多
最後に、蛙化現象についてどう思うのかを聞いたところ、Z世代、ミレニアル世代とも「蛙化してしまうのは仕方がない」が最多に。「蛙化された人が可哀想 」と回答した人はZ世代では30.3%、ミレニアル世代では23.3%で、Z世代では、蛙化された人へ同情する傾向がいくぶん強いことがうかがえた。