北陸 5日頃~恵みの雨か 夏の高気圧弱まる 台風と前線の危険な組み合わせには注意

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週明けからは夏の高気圧が弱まる兆しが出てきました。猛暑日からは解放され、天気はぐずつく見込みで、恵みの雨となりそうです。ただ、新たな台風が北上する可能性もあり、今度は台風と前線の危険な組み合わせに注意が必要となりそうです。
上空の太平洋高気圧の動向

週間天気図で示したピンク色の領域は、上空の太平洋高気圧の予想範囲を示しています。このあと、この上空の太平洋高気圧は次第に弱まり東へ後退する見込みです。高気圧の縁には季節の境目である秋雨前線が顕在化、5日~7日頃にかけて北陸付近に停滞するでしょう。前線上を低気圧が進む予想もあり、恵みの雨となりそうです。一方、7日は、この前線上の低気圧とは別に、南の海上から発達した低圧部が北上する予想もあります。熱帯由来の強い暖湿気が前線に流れ込み、活動が活発化、今度は場合によっては大雨になることも考えられ、熱帯低気圧や台風の動向にも注意が必要です。
トリプル台風の9号・11号・12号に加えて新たな熱帯擾乱の発生も

現在、南の海上に3つの台風が発生していますが、その周囲にも、対流が活発な領域があり、新たな熱帯擾乱や台風が次々に発生する可能性があります。周囲に多くの台風が存在すると、お互いの風に流されて複雑な動きをすることもあり、今後の動向に十分注意して下さい。