デマで人々が扇動される様描かれる…映画『福田村事件』名古屋で公開 関東大震災後に起きた虐殺事件が題材

100年前の関東大震災後に起きた虐殺事件を題材にした映画「福田村事件」が、名古屋で公開されています。

映画『福田村事件』は、関東大震災の直後に千葉県福田村で起きた行商人の虐殺事件をもとに撮られた作品で、デマによって人々が扇動されていく様などが描かれています。

監督の森達也さんと主演の井浦新さんが2日、名古屋の劇場で舞台挨拶しました。

森達也監督:
「この事件はドキュメンタリーとしては無理だが、劇映画にすればできると思った」

主演・井浦新さん:
「差別や偏見や争いのない世の中になるよう、どう一人一人が向き合っていくか」

映画『福田村事件』は9月22日まで、名古屋市中村区の「シネマスコーレ」で公開されています。