性暴行被害をでっちあげた女に捜査費用賠償命令 夫への裏切りを隠すため…

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「レイプされた」と警察に虚偽の通報をし、業務妨害などで起訴されていた女に有罪判決が下された。『Fox 13 News』『New York Post』などが伝えている。
今年の3月8日、アメリカ・フロリダ州警察ヒルズボロウ・カウンティ署に、サウスダコタ州在住の女(30)から「レイプされた」という通報が入った。捜査員がすぐに現場に駆けつけ、女を保護したという。
女の説明によると、フロリダ州に用事があり車で訪れたところ走行中にトラブルが発生し、路肩に止めて降車した時に突然現れた男に襲いかかられた。さらにロープで手足を縛られたかと思うと、自車の後部座席に押し込まれてレイプされたというのだ。
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捜査員が犯人について聞くと、女は「目隠しされて見ていない」と供述。そこで捜査員は女が縛られたというロープに着目して調べを進めたところ、事件現場近くのスーパーマーケットで販売しているものと同一だと判明した。
また同スーパーマーケットの防犯カメラには、通報の数時間前に当該ロープを購入する女の姿が映っていた。この事実を捜査員が突きつけると、女は話を二転三転させ、最終的には「でっち上げ」だと認めたという。
通報から2日後、女は警察に虚偽の通報をした業務妨害の疑いで逮捕された。その後に女の裁判が始まると、事件の詳細が徐々に明らかになっていく。
女は事件当日、ある男性に会うために車でフロリダ州を訪れた。女は既婚者で夫がいたが、一夜限りの関係を楽しむためにその男性と落ち合い性的関係を持ったものの、行為後に夫を裏切った罪悪感に苛まれたという。
さらに女は性感染症にかかったかもしれないと不安になり、性病検査を無料で受けるために強姦被害をでっちあげた。夫への裏切り行為を隠す意図もあったとみられる。
複数回の審理を重ね、最近になって開かれた裁判では、女に自宅軟禁2年、執行猶予8年の有罪判決が言い渡された。女は刑務所行きを免れたものの、他にも捜査でかかった費用約250万円を賠償するよう命じられている。