佐渡の島や海を舞台にしたトライアスロン大会が開かれ、厳しい暑さの中、鉄人たちは地元の声援を受けながら自らの限界に挑戦しました。
8月、大会を約10日後に控えた佐渡の海で行われていたのは水泳コースの設営。ドローンを使い、正確な距離測定が行われていました。
入念な準備を重ね迎えた9月2日、35回目となる佐渡国際トライアスロン大会が開幕。出場者が熱戦を誓ったその翌朝、いよいよレースはスタートしました。
水泳・ロードバイク・長距離走をこなす過酷なレースに全国から2000人が出場。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「この自然を満喫してもらいたいと思っています」
雄大な自然を楽しめる自慢のコースですが、この日は30℃超えの厳しい暑さが選手たちを苦しめます。
給水所では、ボランティアから冷水をかけてもらい、気合いを入れなおす選手も。
【参加者】
「最高!もう一回お願いします。頭から生き返る」
さらに沿道からは地元住民の声援が送られ、選手たちを支えます。
そして、最も長いコースでスタートから約9時間半後、トップの選手がゴール。その後続々と選手たちがゴール会場に戻ってくると、地元住民などが健闘を称えながら迎えました。
【参加者】
「暑い中、ボランティアの方には感謝の気持ちしかない。応援してくれる人がいたので、それが力になった」
日が沈んでも最後まで諦めずにゴールを目指す選手の姿もあり、島は一日熱気に包まれました。